タイヤ 車の豆知識

スタッドレスタイヤのお得な買い方や注意点をまとめました。

車の豆知識

冬が近づくにつれ、寒さも増すと路面の凍結が心配されます。
そんな時に役に立つスタッドレスタイヤの豆知識についてお話ししたいと思います。

スタッドレスタイヤとは

積雪路や凍結路を走行するために開発されたスノータイヤの一種。

通常のタイヤよりも、雪道や凍結した道でも、駆動力(走りやすさ)や制動力(止まりやすさ)をより大きく路面に伝える(車を乗りやすくする)工夫がされています。

スタッドレスタイヤの購入時期

雪だるま

そろそろ雪が降りそうだな。明日から冷え込みそうだな。

と思った時では遅いかもしれません。タイヤメーカーは、優先的に積雪の多い北海道や東北地方に出荷します。
そのため、西日本の場合は10月~11月頃にはスタッドレスタイヤを注文しておいた方がよいでしょう。

スタッドレスタイヤの上手な買い方

雪道を安全に走るために必要なスタッドレスタイヤですが、安い買い物ではないのでおすすめの購入方法を紹介します。
まずは、自分の車のタイヤサイズを調べます。

タイヤサイズの表示の見方※断面幅について 断面幅とはタイヤの総幅から、タイヤの側面の模様、文字などを除いた幅です。当カタログのタイヤ幅とは、断面幅を表します。なお、リムプロテクトバーは含みません。
引用元:横浜ゴム株式会社表示の見方

表では195/65R15 91Hという数字になっていますが、こちらの15(インチ)という数字に注目します。

車に詳しい方は、インチアップという言葉を聞いたことがあると思います。

インチアップについて
引用元:横浜ゴム株式会社よくある質問

安くスタッドレスタイヤを購入する場合は、インチアップではなくインチダウンを行うようになります。
インチの小さいタイヤの方が、インチの大きいタイヤより安く購入できるためです。

ただし、インチが小さいからと言って、どんなタイヤを付けても良いという訳ではありません。
間違ったタイヤを車に装着してしまうと、車からタイヤがはみ出る(車検に通らない)ハンドルを切ったときにタイヤが車に当たる(整備不良)など、危険な状態になる場合があります。

なので、インチダウンを行う場合は、車のグレードが低いタイヤサイズをスタッドレスタイヤとして使うか、タイヤ専門店や車購入店などで適応サイズを確認してみてください。

ホイールとセットで購入がお得

インチダウンをする場合もそうですが、同じタイヤサイズを使用する場合もホイールとセットで購入がおすすめです。

シーズン毎にタイヤの履き替えを繰り返すと、タイヤのビート(タイヤとホイールが接する部分)が摩耗し、空気がもれる可能性がありますし、タイヤの交換工賃も発生しますので、ホイールとセットで購入しておくと、長い目で見るとお得になります。

ホイールとセットの場合、ジャッキと少しの工具があれば自宅で交換も可能ですね。

スタッドレスタイヤのデメリット

スタッドレスタイヤは、雪日では最大の性能を発揮するのですが、雨の日は注意が必要です。

雨の日はスタッドレスタイヤは滑りやすくなるのですが、その理由の1つとして吸水性能という機能があります。雪道で滑りにくくするために雪が溶けた水分をタイヤが吸収する必要があるのですが、その吸水性能が雨降りの場合は路面との間に水膜を作ってしまいます。
雪の上だと滑りにくくなる水膜ですが、雪のない路面だと滑りやすくなります。

また、夏場の高速走行ではスタッドレスタイヤの特徴でもある路面との接地率が小さいことがデメリットとなり、ブレーキの効きが悪くなり思わぬ事故につながります。

きちんと、季節に応じたタイヤを履くようにしましょう。

スタッドレスタイヤの保管方法

シャッター

雨や水を避けるために、袋をかぶせて直射日光が当たらない所に保管してください。
ホイールを付けたまま保管する際にはタイヤの空気圧は使用時の半分程度に下げておくといいですよ。

まとめ

雪道を多く走る人には、安全のためにも購入しておいてほしいスタッドレスタイヤ。
買い方や保管方法を工夫して、少しでもお得にスタッドレスタイヤを使用して下さい。

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