H28年10月に道路運送車両の保安基準の改正に伴い、フォグランプやウィンカーの取り付け位置の基準ががよりきびしく設定されました。
これにより、前回は車検に合格したのに、今回は不合格になったという場合がでてきます。
また、車検付きの中古車を購入した場合も、最初から車高下げていたために自分が車検を受ける時に車高を元に戻す費用が必要になるかもしれません。
車検時に急な出費や余計な時間がかからないよう、事前に確認をしておくことをおすすめします。
車高を下げたら車検に通らない!?
車高を下げるだけであれば、車のボディの最低地上高9cm以上を守ればローダウン(車高下げ)可能ですし、車検にも通ります。
しかし、車高を下げることにより、フォグランプやウィンカーの位置も同時に下がり、フォグランプやウィンカーの最低地上高が保安基準改正の規定より低くなってしまい、車検に通らないお車が増えています。
第41条方向指示器 灯火器及び反射器並びに指示装置の取付装置の技術基準
指示部の上緑の高さが2.1m(側面は2.3m)以下、下緑の高さは0.35m以上
国土交通省:道路運送車両の保安基準(H28.10.07. 現在)
ウィンカーやフォグランプの取り付け位置は平成18年生産車以降からきびしくなっています。
車高を下げられる範囲(最低地上高9cm以上)であってもウィンカーは35cm以上、フォグランプは25cm以上でないと車検に通りません。
代表車種
普通車ではオデッセイ(RB系)ムーヴ、タントなどで、フロントバンパー下部にウィンカーレンズやフォグランプが取り付けられている車種で車高を落とされている場合は高さを定規などで測ってみるか、車検を受けている車屋さんやカーディーラーなどで事前に確認しておきましょう。
車検に合格するようにするには?
車高をウィンカーやフォグランプの位置を検査に通る高さに設定する必要があります。具体的には、サスペンションの交換が必要になる場合が多いと思います。
費用も3万円~程度必要になり、高額なので車検を受ける前に対応している方が良いかもしれませんね。
まとめ
これから2年以内が車検の客様や、車検付きの中古車を購入予定のお客様は、車高を下げているためフォグランプやウィンカーが基準値に達していないかどうか確認して車検実施・中古車購入をすることをおすすめします。